すきなものごと、つれづれに。2

すきなものごと、つれづれに。2

管理人つむぎすとが興味を持ったことについて何でも話す備忘録のようなもの。 Twitterだと長すぎる物事はここに処分していく... カテゴリがめちゃくちゃ。

キャラクターか、顔か

 

どうも。

今年の夏も暑くなりそうです。春から高温らしいので、花粉症の季節が過ぎ去ったと思ったらすぐにコレ。黄砂もあるし、季節って忙しい。

さてさて、実はミリ10thの記事をダラダラ書いているんですが、その間にシャニのライブに参戦して来まして、感想って程ではないですけど、思ったことがあったのでそれを先に書くこととします。

 

今回は地元横浜での開催、他のライブ参戦予定も決まっていない、という条件もあって、初めてシャニのライブに参戦することとなりました。(i☆Risのライブはその後決まったので不参加)

これまでデレやミリ、合同で「アイマスのライブ」はそれなりに見てきたつもりなので、ある程度の勝手は分かっていたんですが、まぁ行ったことないだけあってカルチャーショック。同じアイマスとは思えないくらいの新鮮さを感じましたね。協賛企業を叫ぶのと「アイマスですよアイマス」くらいしか共通点無いんじゃないですか。しかも「協賛企業」じゃなくて「協賛」としか書いてなかったし。

まず事務員はどこ行ったんでしょう。どうやら4thあたりまでは出てたみたいですけど、知らない間に出てこなくなったみたいです。

それから体操。あれはなんですか?あれが普通なんでしょうか。ライブとはいえ所詮オタクの集まりなので、序盤バチバチのコール曲が無いとなかなか盛り上がりにくいんですが、体を動かすと緊張がほぐれて、ライブの気持ちになるですよ入っていけます。仕事でも会議や研修の時、一発目にはアイスブレイクって言って、他愛のない話から入って議論や意見を活発化させる、なんてこともあるので、どんな曲でもトップバッターに据えられるという点では案外理にかなったやり方なんじゃないかなって思います。

ま実際Spread the Wings!!はちょっとコールもあるし、規模が大きいライブならどうあれ結局盛り上がるので、心配するほどではなかったですね。ただアレンジされていたので、僕個人の感想としては、ああいう体操で「雰囲気」が醸成されたことですんなり入っていけたなって思います。

体操やったらさあ本番...ってわけじゃないんです。ここで協賛企業絶叫タイムに入るんです。「大声出して」って、そういうね。結構おなじみの企業が多くてその辺は少し安心してました。不思議な文化だよね。まったく。

 

いやあしかしどの曲も面白い。合同やらバンナムでちょろっと聞いてはいましたけど、特化するとなると初めての経験だったのですが、なんかこうそつのない感じというか、野暮ったくない、洗練された楽曲ばかりで、コンセプトが明確に感じました。

ユニットごとに動くので、曲もそのユニットにぴったりの楽曲が多く用意されていて「そうそうそれそれ」「こういうのでいいんだよこういうので」と大いに頷いたものです。

と思えばシャッフルしてみたりなんかして、そうした意外性を見せるところもオタク心をくすぐってくれるいい展開でした。デレミリを見始めた頃はこんなライブばっかりで、結局のところ老害なだけかもしれません。

そして演者の質も高い。ミスというミスがほとんどなかった。分からないだけかもしれないけど、分からないということはそれだけ上手かった訳で。MCもスラスラタイトルを言えちゃったり。声優なので当たり前なのかもしれないですけど、これだけの人を前にしてやってのけるのは流石プロだなと感じます。

 

さて本題に入ります。

何よりシャニマス。顔がいい。

そんなハイクオリティな人が代わる代わる出てくるんですがまぁ~~どれも顔がいいスタイルがいい、眼福。

私、顔がいいだの見た目が良いだの、(自主規制)だの、いろいろ感情を素直に出していきたい人なのですが、ここまでビジュアルに振っている人が多いと、見る目も当然変わってくるわけで。

座席配置の運もあるでしょうけど、あまりにも美女に囲まれすぎた。曲も当然いいけど、今は声優が見たい。顔が見たい。これ、何のライブだっけ。とりあえずこの空間ずっといたい。

今までいろんなコンテンツのライブに行きましたけど、ここまで総じてビジュアルのいいライブは初めてでした、僕がこの視点に振り切ってライブを見るのも初めてでした。いつもは大体やる曲とかを重視してて、出てくる人は出てくるときだけ「あぁ^~」って悶えてるだけだったので。

 

世はSNS時代、人の顔なり性格なり、手元でいつでも見られるので「画面上の人」「想像上の人」なーんていう感じで、守備範囲外のコンテンツも視聴覚で気軽に楽しめて、分かった気になる訳ですが。

結局百聞は一見に如かずということで、ライブに来るとそれが肌でも感じられるように。流石に味覚嗅覚は無理でも、雰囲気:すなわち触覚が加わるとまぁ世界が広がる広がる。そして何よりもデバイスを介さない、生身の人間がそこにいるわけで、今回はそこに狂わされました。

 

まぁその...まじめな話。難しいですよね。本質はいったいどこなのか。私は何を見に会場へやってきたのか。そりゃ当然「アイドルマスターシャイニーカラーズ」という看板があるので、コンテンツのライブですし、いわゆる「声優のライブ」だけに当てはまるものではないことは当然頭では分かっています。だからグッズは当然キャラクターのグッズだし、声優の名前などどこにも載ってない。キャラクターが立つライブに来ているんです。

とはいえステージに立つのは3次元の人間∴声優で、現に目の前にいるのも声優です。が、衣装は演じる役の衣装を着るので、まぁ見かけ上はそのキャラクターですし、演じる人の中でも「今は声優ではなくてキャラクターとして見てほしい」と発信する人も見かけます。他シリーズだと伊吹翼役のMachicoや早坂美玲役の朝井彩加なんかがそういう考えを持ってますね。

キャラのような振る舞いをしてくれたりすると声優として見るよりも、キャラクターとして見る方がしっくりきますね。もはや「その場にいる」と表現もできましょう。

ただキャラクター同士が犬猿の仲でも、声優同士としてステージに立つと仲良くしている姿が見られる。これだとどうでしょう、キャラクターとしてはあまり見られないような気がしてきます。(そういう妄想にはなるけどね)

 

玉虫色の考えだなあと思います。歌唱中はアイドル、MC中は声優。といった感じで頭の切り替えが必要ですね。ではそんなオタク側の考えになってみましょう。

ライブが終わるとよくキャストについてのイラストが流れてきます。ある人はキャラクターのイラストを描いたり。またある人はその声優本人の似顔絵でイラストを描いてみたり。人によって解釈が異なることがここからわかりますね。

「あの人可愛いな」「あの歌声すごかったな」なんて思うと、終演後Twitterのトレンドには「○○さん」なんていうこともしばしば。「ぴらみ砲」なんて最たる例ですよね。北上麗花として花ざかりを歌っていても声優の名前でトレンドに載ります。でもそのタイミングで掲げるタオルやペンライトはキャラクターのもの。先述の通り、声優の名前など入っていません。

 

こうなると果たしてこれはコンテンツのライブでキャラクターを見に来ているのか、声優を見に来ているのか、もうわからなくなってくる。

結局会場にいるのはどうしても、キャラクターじゃなくて声優なので、僕個人の考えとしてはそこでキャラクターを見に来たというのはちょっとしっくりこない、けど声優を見に来たというとそれも違う...どっちかというと声優か?といった要領でちょっと違和感を感じます。

最近はVtuberなんてのも流行りで、過去にはボーカロイドのライブもありましたね。こういう類のライブだと否応にもキャラクターそのものが出てくるので、ここまでくると胸を張って「キャラクターを見に来た!」と言えますね。さらに言えばキャラクターの面を被っているので、(中の人がいるのは分かってるけど)メタ的な発言をしても「それをひっくるめてキャラクター」と言えるんですね。そうなれば僕も「キャラクターを」という表現がしっくりくるかな。

ただ従来の形式のライブだと「それをひっくるめて」ということが難しくなってきます。声優の行動がそのままキャラクターに逆輸入されるケースもありますが(ゆうパック)声優は声優なので当然そのキャラクター以外も演じることがありますから、一蓮托生にはならないので、メタ的な発言をすると「声優が言ったことでキャラクターが言ったことではない」と分けて考えることになります。

 

紆余曲折してきましたが、結局。自分が思う違和感はここからきてると思っていて、コンテンツのライブは声優のライブでもキャラクターのライブでもない、けれどどちらにも当てはまる。という解釈になると思っています。だからどっちに主眼を置いてもいいと思いますし、そのどっちも尊重されるべきかな。

声優が好きだからキャラクターが好きになってもいいし、キャラクターが好きだから声優が好きになってもいいし、別々に好きでも、そもそも好きな声優もキャラもいなくてもいいし、僕はもうコンテンツに対してラフに向き合っていいと、そう思います。

 

だから僕は今日も言います。顔がいい。

 

そういえば、シャニマスってJUNGOじゃないらしいです。

ひょっとして僕は...

 

では。